バンコク ラーメン記念日 ～コイケ君の麺愛日記～ Part.2

さてさて前回に引き続きラーメン特集第２弾!です。今回は9店ご紹介します。
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○月△日（木） 東京豚骨ばんから

「私をラーメン屋に連れてって」たっぷりの背脂

角煮ばんから

ヌックさんから僕の一番好きなラーメン店に連れてってと言われた。正直、甲乙つけがたい。ここは外せないというなら「東京豚骨ばんから」。広いテーブル席に案内され、ヌックさん対面でなく僕の隣に座った。きっとセルフィーだ。テーブルには生ニンニク、紅しょうが、ゴマが置いてある。ヌックさんは僕が勧めた「角煮ばんから」を注文。麺の固さや背脂の量が選べる。麺は固め、背脂増しでオーダーした。粋だな。豚骨醤油の濃厚なスープに、背脂が旨味を引き立てる。背脂は、酸化するとクオリティが落ちるから決して作り置きはしない。毎日、数回に分けて作るとか。ボリューム満点の自家製の角煮も絶品。２日かけてしっかり脂抜きして味付けしてある。僕は、背脂の入らない「辛ねぎみそ」を頼んだ。白髪ネギを豆板醤で和えている。野菜を練りこんだ上品な甘みがある濃厚完熟みそ。美味しい。もう何十回も通っているのに定番の豚骨しか食べてこなかったのをちょっと後悔した。

辛ねぎみそ

角煮つけ麺

こく塩らーめん

東京豚骨ばんからの店舗詳細

○月△日（木） 桃太郎飯店

味噌ラーメン（200B）

今週は日本の本社社長が来ている。４割配当を続けるタイは稼ぎ頭。社長直々に仕事ぶりを評価された。社長と一緒にタニヤで20年以上愛されている桃太郎へ。店名が「桃太郎飯店」に変わっていた。下町の中華食堂そのもの。僕はご飯に合うので「味噌ラーメン」も注文。一段と美味しくなっている。たっぷり野菜はそのままに味噌の香りが際立つ。老舗だって激変する時代に歩調を合わせて変っていくんだ。

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桃太郎飯店の店舗詳細

○月△日（木） 内田家

「ブラッシュアップしよう」禁断のラーメンライス

内田家特製らーめん（280B）

タニヤでの〆は「内田家」。太めのストレート麺に海苔、チャーシュー、ほうれん草が入ったとんこつ醤油の家系。店内が豚臭いのは生ガラを炊いている証拠で、リアルな日本を感じる。運ばれてきた「内田家特製らーめん」とご飯。麺とスープを味わってから、海苔をスープに浸してご飯に巻くようにして食べる。家系はラーメンライスで完成する。海苔がおいしいので、聞いてみたら寿司用のものを使っているそうだ。やっぱ勝ち組は徹底していて、中途半端なことはしない。

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内田家の店舗詳細

○月△日（木） 博多一幸舎

一幸舎特製ラーメン（270B）

ヌックさんは呼び捨てでいいのよって言ってくれるけど、できない。でも僕がヌックさんに恋焦がれていることには気付いていてほしい。今夜は元祖泡系豚骨ラーメンの「博多一幸舎」へ。日本国内より海外店舗の方が多いインターなチェーン。「一幸舎特製ラーメン」のスープは本物の博多とんこつ。細麺にも工夫があり、どんな好みにも合う。豚骨の脂と空気が触れ合った時にできる脂泡が特徴。上質な豚骨カプチーノだ。

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博多一幸舎の店舗詳細

○月△日（木） 幸楽苑

「誰よりも好きなのに…」偽りなきスープ

トムヤムクンらーめん（159B）

ゲートウェイ・エカマイの「幸楽苑」で「トムヤムクンらーめん」。タイで最初に食べたトムヤムクンらーめんがここだった。今でも何回かに一度はコレを食べる。タイ料理の有名店を食べ歩いて試行錯誤の末にたどり着いたオリジナルメニューだとか。クリーミーで食べやすい。僕にとって、トムヤムクンスープのスタンダードはここ。タイ料理屋と比べても勝るとも劣らない本物の味。ヌックさんの評価が知りたいな。

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幸楽苑の店舗詳細

○月△日（木） うま馬

「この味がいいねと君が言ったから…」心を込めたとんこつ

うま馬ラーメン白（190B〜）

ヌックとアソーク近くの「うま馬」に行った。今日が２回目。メニューが豊富だからヌックも大好き。洒落た内装で居酒屋メニューが充実したラーメン屋もかなり増えてきたけど、この店が草分けだと思う。１階はカウンターのみ。一見すると入りづらそうだけど、実は会社帰りに気楽に寄れるお店。日本語がしっかりと話せるタイ人スタッフを置くなど、おもてなしの面でも申し分がない。２階には座敷席とテーブル席がある。僕は「うま馬ラーメン白」。博多とんこつのスープは濃厚だけど癖がない。後味がさっぱりとしたスープに仕上がっている。ヌックもこの味がいいと言う。自家製チャーシューやシンプルなトッピングとの相性も抜群だ。そして彼女が注文したのは「焼きラーメン」。とんこつスープで作る焼そばと言えばいいのかな。博多では珍しくないメニューだとか。何でもトライできるヌックは素敵だ。ヌックが僕を見て、唐突に言う。ヌック、コイケ君のこと好きよ。今日は僕のラーメン記念日！

焼きラーメン（195B）

節とんこつラーメン

博多もつなべ

うま馬の店舗詳細

○月△日（木） 豚骨火山

火山ラーメン海鮮塩仕上げ（価格は店舗により異なる）

今日は目新しさを求めてアソークの「豚骨火山」へ。シーロムにも出している有名店。２人とも「火山ラーメン海鮮塩仕上げ」を注文。石焼鍋に麺と具材を入れてスープを注ぐ。圧力鍋で一気に旨みを引き出した豚骨スープ。円錐形のふたをして１分。立ち上がる湯気が火山のようで、はしゃぐヌックがかわいい。この店、パフォーマンスだけではない。人気があるのはスープの味がいいから。濃厚で癖になる味わいだ。

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豚骨火山の店舗詳細

○月△日（木） 最強 麺屋こうじ

「やっぱり麺が好き！」新しいことにチャレンジ

特製つけ麺（250B）

フィットネス・ジムに通うヌックに触発され、トンローでブラジリアン柔術デビュー。大量の汗を吸った道衣が重い。今夜はしっかり食べないと。トンロー13に移ってきた「麺屋こうじ」で「特製つけ麺」を食す。濃厚なつけ汁と巨大チャーシュー。濃い、そして美味しい。しっかり運動した後だから余計に美味しく感じる。３日間じっくりと炊き込んだ濃厚豚骨魚介スープと喉越しのいい中太麺が絶妙に絡む。濃厚なうまみが口の中に広がっていく。

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最強 麺屋こうじの店舗詳細

○月△日（木） 濃厚鶏そば たけいち

「Love your style, love your smile」濃厚もあっさりも

昔ながらの煮干し中華(190B)

ヌックと出会って７か月、一緒に食べたラーメンは数えていない。スーツ姿の麗人が、カジュアルなオフにはかわいい人になる。どちらのヌックも素敵だ。今日はヌックの鶏白湯デビュー。鶏をドロドロになるまで炊いたスープに特製塩タレを合わせた鶏白湯の王道を教えたい。Ｋビレッジ２階の「濃厚鶏そば たけいち」へ。ヌックと一緒だと胸いっぱいの僕は、あっさり系が欲しくなる。新メニューの「昔ながらの煮干し中華」を注文。一口目はスープから。コクがあって、思った以上に美味しい。飽きない味だ。ヌックは「濃厚鶏白湯らーめん」を堪能している。この店の看板メニューでもあり、コク深い鶏の旨味がたまらない。ツルツルでモチモチの麺も上品だ。ヌック流は、いきなりチャーシューから。僕は真似できない。ヌックは美味しいと大満足だ。僕たちの関係は、濃厚だったり、あっさりだけどコクがあったり。こういうのを大人の恋って言うのかも知れないな。さぁ、次はどこのラーメン屋に行こうか。（了）

濃厚鶏白湯らーめん(195B)

２色濃厚鶏白湯鍋

がっつり鶏まぜそば

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濃厚鶏そば たけいちの店舗詳細

さて、みなさまいかがでしたでしょうか！どのお店にもこだわりが感じられますね！気なるお店にさっそく今晩行ってみてはいかがでしょうか？
以上、ラーメン特集でした！