2024.12.3今夜の逸軒

【今夜の逸軒】鮨割烹いし本

鮨割烹いし本

“日本の旬を美味しく、お手頃に、贅沢に”

　お客様のひとときを日本の旬で彩る鮨割烹が、ホテル日航３階にオープンした。その道15年、日本を代表する老舗料亭「なだ万」で修行経験もある鮨職人が握る寿司は、全てのネタを日本の有名産地から仕入れているという徹底ぶり。「ネタには絶対的な自信がある」とシャリにはあえて白酢を使用し、質の高いネタを活かした寿司を王道のスタイルで提供している。

　おまかせブームの昨今だが、寿司や揚物、焼物などのアラカルトメニューも充実しており、旬のいいものを気軽に一品から楽しめる懐の深さも魅力。日本の四季をそのままに表現した料理をバンコクで味わえる喜びに、季節が巡るたびに足を運びたくなるほどだ。グラス30mlから注文できる日本酒とともに、日本を身近に感じられる心温まるディナーを堪能してみてはいかがでしょうか。

12月おすすめから一品三陸産戻り鰹の藁焼き(680B)

月替わりの季節メニュー、12月のおすすめは「三陸産戻り鰹の藁焼き」。今年は鰹が豊漁で、脂のノリも抜群。一匹丸ごと仕入れたふっくらと太った鰹を、注文を受けてから丁寧に藁焼きにするため、運ばれてくるなり芳醇な燻製の香りが広がり、食欲を一層かき立てる

寿司盛り５カン上 (780B)

日本人の大将が手際よく握る寿司は、米と米のあいだに空気の層を纏っているかのような絶妙な握り加減。口に運んだ瞬間にほろっと崩れ、ネタの旨味と調和する。主張しすぎずもしっかりと存在感を放つ酢飯と、日本の海が育てた鮮魚とのバランスは最高そのものだ。個室でくつろぎ楽しむのもいいが、ぜひカウンターで大将の職人技とともに楽しんでもらいたい

若狭産笹カレイの一夜干し (480B)

鰈の王様と言われる笹カレイの一夜干し。笹カレイはキメの細かい身と上品な甘味が魅力の食材だが、近年は量が獲れずに日本でも見かける事が少なくなった。食材を独自ルートで仕入れているいし本ならではの貴重な一皿。秋から冬にかけてみが甘みが増す旬の幸を堪能しよう

常陸牛いちぼの西京味噌焼き (790B)

東京でも入手が困難とされる茨城県を代表する黒毛和牛ブランド“常陸牛”のいちぼを使用した西京味噌焼き。西京味噌に漬け込み、じっくりと焼き上げることで凝縮された赤身の旨味が、噛むたびに口いっぱいに広がる。寿司の前に、つい一杯、二杯とお酒が進んでしまいそうな一品

明太子と青さ海苔のだし巻き (320B)