2024.11.5今夜の逸軒
【今夜の逸軒】インディー
歴史と創造が融合するモダンインド料理店の新たな美食旅
インドの食文化と伝統を継承すると同時に、他国の食文化に対するオープンなマインドで数々の創作料理を生み出し続けるモダンインド料理レストラン「INDDEE」。開店して間もなくミシュランの星を獲得するなど賞賛の絶えない同店は、9月より “When the Portuguese Came” をテーマとした新たなコース料理を展開。かつてポルトガル人がインドへ渡り新たな食文化が生み出されたという歴史を料理で体現する試みからは、“ストーリーテリングを重視する” という同店の一貫したポリシーを感じられる。
インド全土を旅するように描かれたコース料理。今回はインド南部から北上するルートを辿る。食欲と知識欲を同時に満たす美食の旅へ、ぜひ出掛けてみてはいかがでしょうか。
OPENING BITES
(SOL KADHI / INDIAN TEA TIME / UNDERSTANDING CHATPATA) 序盤から期待が高まるINDDEEのスターター。スパイスの効いたライスクラッカーとともに、インド西岸に伝わるソースを添えたまろやかな風味を味わうブルターニュ産牡蠣 “SOL KADHI” など、ワンバイトの3品はどれも複雑な風味の中にしっかりと奥行きを感じられる。眠っていた味覚全ての扉を開き、いざコース料理へ
BEFORE CHILLIES
(Ancient South) 15世紀にポルトガル人によってチリ(唐辛子)がインドへ持ち込まれる以前の土着のスパイスによって構成されたひと品。オオバコやヒシの葉、生姜、長唐辛子からなる泡状のソースは、カレーの原点とされる「Kari」と呼ばれるインド南部古来のものをアレンジ。からりと揚がったごぼうと、ウンナカイ(インド南部伝統の揚げ物)を、古き良きカレーの風味でいただく
WHEN THE PORTUGUESE CAME
(Goa) インド西岸に位置するゴア。ポルトガルの影響を受けたこの地域に伝わる料理「RECEHADO」をベースとしたこちらは、お酢でマリネしたカラビネーロ海老のグリルを2種のソースでいただく。添えられたセビーチェは、同じくゴア地方に伝わる酸味とフルーツを掛け合わせたひと品
ODD ONE OUT
(Mumbai) シーフード料理の長い歴史を持つ海辺の都市ムンバイ。マサラを使用せず、上質なバター、ガーリック、胡椒というシンプルな味付けでいただくスペイン産ブルークラブは、素材の風味が引き立つ絶品。お酒のペアリングを別途注文で、日本産貴醸酒とのマリアージュも楽しめる
BREAD INTERMISSION
(PAN-INDIA) インド各地域の特性が現れた6種類のパンから1つセレクトできる。ポルトガルの影響が色濃いゴア地方のパンにはチョリソーが用いられていたりと、広大な土地と長い歴史を持つインドならではのバリエーションが魅力
KEBAB-LOVING KING
(AWADH) インド北部に伝わる伝説では、噛まずに食べられるほどとろける食感のケバブを好む王様が居たそう。この地域を象徴する料理となった柔らかいケバブとともに、同じくとろける食感のフォアグラを合わせたユニークなひと品 シームレスに繋がるアーチで構成された空間デザインは、「新しい体験への入り口、オープンな心で変化に向かって進む」ことを表している
Courses
9 Destination Journey(9品): 4,200B
9 Destination Vegetable Journey(9品): 3,500B
7 Destination Journey(7品): 3,500B
Beverage Experience: 3,950B
Wine Experience : 4,500B
他
*記載の金額には、別途VAT 7%とService charge 10%がかかります
お店データ
TEL:062-812-9696
住所:68/1 Soi Lang Suan, Phloen Chit Road, Lumphini, Pathum Wan
営業時間:17:30-23:30(最終着席 20:30)
休:無
P: 有