2024.11.5今夜の逸軒
【今夜の逸軒】ラーク
家庭の味を原点にした予約至難のタイ料理店
プラカノンの住宅街プリディー通りソイ26にある、木の温もりを纏う一軒家レストラン「RARK」。ルブア・アット・ステートタワーホテル内の2つ星フレンチ「メッツァルーナ」で修行を積んだ2人のタイ人シェフが創業した大人気タイ料理レストランだ。タイ語で「木の根」の名を持つ同店のコンセプトは、“お客様を家族のように迎え、温かいごはんを食べてもらう”。食の基盤とも捉えられるこの考えを軸に、料理は全てシェフ自らがお客様のもとへ提供する。
メニューは全て、シェフが幼少期から食べてきた“家庭の味”をベースに考案したもの。料理全体の風味の豊かさの中に食材ひとつひとつの味わいをしっかりと感じられる洗練された料理は、独創性が好まれる現代においてもシンプルで素朴な“家庭の味”をより特別に感じさせてくれる。
Giant Trevally Carpaccio with Thai Mackerel Head Caviar (560B) 7日間乾燥熟成させたロウニンアジを、酢、ココナッツオイル、メンダーと呼ばれる昆虫やコブミカンなどのハーブをつけ込んだ辛味のあるオーロラソースでいただく。トッピングはサバの骨やイカ墨から作ったキャビア。パンチのある塩味にマナオジャムとハーブ、ロンゴンの果肉がフルーティーな香りを加える
Crispy Pancake with Grilled Ricefield Crab Fat Sauce and Hua Hin Caviar (690B / 4pieces) カノム・ブアンと呼ばれるパリパリの生地の上に、茶葉のサラダとココナッツクリーム、ハーブや、キャビアを組み合わせたフィンガーフード。まろやかな口溶けのココナッツクリームと茶葉のほんのりとした渋み、ホアヒン産キャビアの塩味が絶妙にマッチする。ワインやビールとも相性がいい
Stir-fried Thai Wagyu with Dee-phi (530B) 日本と同じ方法で飼育されたタイ産A3ランク和牛を自家製のしょうゆ麹でマリネし、ハーブや野菜と炒め合わせたひと品。添えられたウコンの葉と一緒に食べると程よく苦味が加わり味が締まる
Traditional Sour Goby Fish Soup (670B) 鱗を残したハゼ科の魚に熱い油を何度もかけ、じっくりと揚げる。縮んだ鱗はサクサクの衣になり、身はふっくら。口に含んだ瞬間にスパイスの香りがじゅわっと口の中に広がる、食感のコントラストが楽しい一皿
Pumpkin Pepper Ice Cream with Old-Fashioned Orange Cake (270B) 濃厚なパンプキンアイスに香り高いオレンジケーキがトッピングされたスイーツ。サイドにはタイ風カスタードのサンカヤーと素揚げにされたオニオンとヤム芋が添えられている。辛味や塩味を存分に楽しんだ後のお口直しにぴったりの一皿 木の根を意味する店名「RARK」にはタイ料理の基盤をここに作るという意志と、初めてレストランを創業したシェフたちの旅の原点という気持ちが込められている
家庭の温かさを感じる木造の店内にはアンティークな家具がそろう。同じテーブルにデザインの違うイスが並ぶのは“不完全が美しい”と語るシェフの母の影響。オレンジのライトが温かく出迎えてくれる
予約QR
① LINE(@RARKTHAI)、IG(RARKTHAI)、FB(RARK)または右のQRコードから予約。
毎月第2週の月曜日から次月分の予約開始
② 予約が取れたら3日以内にデポジットを振り込む
③ 公式LINEにてメニューを1週間前までにオーダー。
当日メニューの追加変更は不可、ライスとオムレツのみ追加オーダー可
④ 当日の来店は時間厳守
お店データ
TEL:099-693-5474
住所:4 Soi Pridi Banomyong 26, Pattanawet Soi 3, Khlong Tan Nuea
営業時間:火-金 18:00-19:45/20:00-21:45の2部制、土日は16:00-17:45を含む3部制(各最大20名まで)
休:月
予:1,000B(お酒の持ち込みは1本500B)