アビーズキッチンのこだわり
プラカノン駅から少し離れた、静かなソイPridi14にたたずむ「Abiys Kitchen」は、焼鳥とお酒をじっくり楽しめる大人の隠れ家。「自分が食べたいものしか作らない」という店主の阿部さんの手から生み出される料理は、秋田名物いぶりがっこを薄くかつら剥きにし、内側にチーズをくるりと巻いた「いぶりがっこクリームチーズ」(139B)、塩辛ソースの旨みでポテトがぐんと美味しくなる「塩辛ポテトフライ」(189B)、毎日丁寧に仕込む「手作り豆腐」(140B)など、アイディアとひと手間を感じる、酒飲みのツボをついたものばかり。
名物は何といっても、炭火の香りをまとった串の数々。厳選した朝挽きの鶏を使った焼鳥、豚や牛、野菜など、素材ごとに焼き加減を変えながら、もっともおいしい状態で提供してくれる。一本40Bからと種類も豊富に、椎茸の肉詰め「たぬき」(65B)のようなちょっと珍しいものも。噛むほどに旨みあふれるつくね、ジューシーなささみ、ここまでくさみのないレバーは他では味わえないとレバーのリピーターも多し。パリパリの手羽先にたっぷり明太子が嬉しい「手羽明太子」(70B)も忘れずにオーダーしておきたい。熱々にかぶりつき、すかさずビールとともに流し込む瞬間は格別!のひと言だ。
絶妙なしっとり感を残すささみは特に人気。料理歴20年、焼鳥は15年という店主の経歴も思わず納得
和の味に留まることなく、さっくり軽い衣の「プリプリえびマヨ」(199B)、玉ねぎソースがよく合う「牛ハラミステーキ」(399B)など、気の利いた一品もアラカルトに並ぶ。前菜や、ちょっとした箸休めなら「赤味噌のバーニャカウダ」(210B)を頼みたい。コクのある赤味噌にアンチョビとバターが香るバーニャカウダソースは野菜に付けてよし、そのままつまみにしてよし、奥深くやみつきになる味わいだ。
野菜がいくらでも食べられてしまう魔法のソース。ヘルシーだけど満足感もしっかり
トマトクリームチーズ、ベーコンペペロンチーノ、ハマグリのボンゴレ、ホタルイカ…と専門店と見紛うばかりにズラリ並んだ本格パスタも店の名物のひとつ。しっかり乳化させたソースに、麺は適度な歯ごたえと弾力を残したアルデンテ。いろいろと試しながら、ワインとのペアリングを楽しむのもオツなもの。
クリーミーな満足感もありながら、青じそとレモンの香りが軽やかな印象を与える「シメジと明太子のパスタ」(239B)
親子丼、鶏スープご飯と〆にふさわしい一品はいろいろあれど、ここならではの一品と言えば「新潟背脂醤油ラーメン」(240B)だろう。魚介の出汁がガッツリきいた醤油スープに背脂たっぷり、刻み玉ねぎの甘みが飲んだ体にじんわりとしみ渡る。
ひと口目からガツンと迫り来る旨み。これ目当てに足を運ぶ人もいる新潟燕三条発祥のご当地ラーメン
それら好奇心旺盛なメニューを引き立てる銘酒も多彩で、ワイン、焼酎、日本酒、ウィスキー、テキーラまで幅広くラインアップ。なかには、店主の故郷新潟が誇る純米吟醸酒「久保田千寿」や、季節も販売店も限定されているレアな「雪洞貯蔵緑」の姿もあり、飲兵衛なら一度試して損はない。SNSからの予約等でドリンクやフードが割引になるプロモーションも実施中。詳細はInstagramやFacebookをチェック。
明るくモダンな雰囲気で、仕事帰りに、デートに、女性一人もくつろげる環境が整う。2階席は喫煙可
近隣のマックスバリュの駐車場を2時間利用可。会計はサービスチャージなしというのも嬉しいポイント