肉々亭(ししてい)のこだわり
和牛の最高峰を味わいにぜひ訪れたい、タイでは貴重な本格すき焼き・しゃぶしゃぶ専門店。主役となるのは、和牛オリンピックで内閣総理大臣賞を3大会連続受賞した宮崎牛。さらに仕入れは、仔牛から一頭一頭、契約牧場で育てた最高峰A5ランクだけというから、そのきめ細やかな肉質とサシの美しさは折り紙付き。脂は良質で融点が低く、舌の上ですっと溶ける食感も、口に広がる風味もまた、とびきりの時間を約束してくれる。
仔牛の時から契約牧場で丹精込めて育てた宮崎牛。見事な霜降りでもくどくないのは上質の証
こちらのすき焼きは、割り下で煮る関東風ではなく、砂糖と醤油で肉を焼いて仕立てる関西風。使う調味料も選び抜いた日本産で、なかでも良質なサトウキビのみを原料とする「島ザラメ」は自然の甘さが心地よく、肉の魅力を大いに引き立てる。じゅーっ、パチパチッと美味なる音とともに甘い和牛香が漂ってくれば、空腹感もピークに!
サシの入りの美しさに思わずため息。自家製ポン酢、ごまだれ、わさびだれで召し上がれ
人気を二分する看板メニュー、しゃぶしゃぶ。和食の基本である出汁には特に力を入れており、上質な日本産昆布、かつお節がたっぷり。このままスープとして味わっても極上、肉をくぐらせればさらに絶品だ。そのまま全部飲み干したくなるのをグッとこらえ、肉を堪能した〆にはご飯または麺を入れ、最後まで楽しみたい。
すき焼き・しゃぶしゃぶは共にセットが基本で、肉180g、おかわり自由の野菜、ご飯またはうどん、卵、デザート付き。セットの価格は提供する部位によってに異なる。
①「プレミアムロース」(2,780B)
ザブトン、ハネシタに当たる、一頭から数kgしか取れない希少部位。食感はきめ細やかで柔らかく、風味も抜群。宮崎牛の真髄を味わうならこれ!
②「特上ロース」(1,890B)
見た目、味、食感、そのどれもが最高峰。美しい霜降りでありながら重たさは一切感じられないのも魅力。
③「上ロース」(1,560B)
とろける脂とさっぱりした赤身感のバランスにもっとも優れた部位。脂の濃い部位と合わせて頼んで、食べ比べも楽しい。
④「赤身」(1,560B)
赤身の旨味が濃厚なので、肉の風味を味わいたい時に。A5級だけに脂ものっており、口当たり柔らかくさっぱりといただける。
上記4種類のほか、入荷次第では、幻の部位シャトーブリアンに当たる「ヒレ」(5220B)に出会えることも。メニューに記載がなくても、ぜひスタッフに尋ねてみて。
旨味しっかり脂身すっきり。味噌のコクと大葉のさわやかな香りがいいアクセントに
肉に絶対の自信を持つ「肉々亭」では、アラカルトもご覧の通りの完成度。「和牛のなめろう」(380B)は、濃厚な美味さの中に洗練も感じる、特に印象に残る一品。口に入れた瞬間、鮮度抜群の肉だけが持つ甘み、旨みがハッキリと分かるほど。生肉好きならマストトライ!
箸でほぐれるほど煮込んだビーフシチュー。和食にとらわれないアレンジもお手のもの
宮崎牛の魅力を余すことなく一皿に凝縮した「特製ビーフシチュー」(580B)も、ここでしか体験できない逸品。家庭料理とはまったく違う、記憶に刻まれる特別な味わいをどうぞ。
ドンキモールトンロー近くと絶好のロケーションながら、しっとり静かな雰囲気も魅力
席に着いたら調理はスタッフは任せなので、ゆったり会話に興じながら贅沢なひと時を過ごせるのも魅力。プライバシーに配慮した完全個室、落ち着きのある半個室、テーブル席、カウンター席とシートも多彩で、カウンター奥にはツウも喜ぶ日本酒や焼酎、ソムリエが吟味した和牛によく合うワインなどがズラリと並ぶ。あらゆるおもてなしに重宝する一軒だ。