2014.12.12連載
タイ在住987日目 鉄鋼商社の先輩
赴任間もないみなさん、タイにはもう慣れましたか?日本とは違う環境で、仕事で成果を出すにはどうしたらよいのか。約3年間バンコクに暮らす先輩に、駐在生活の成功の秘訣を聞きました。
1人目:タイ在住987日目の先輩(43 歳)
タイではどんなお仕事を?鉄鋼製品の輸入販売の会社で働いています。タイ法人の立ち上げのため、バンコクに赴任しました。
仕事で一番大変だったことは?タイ人スタッフがすぐに辞めてしまったことです。優秀な人材として期待していましたので、少しショックでした。それ以来、スタッフとは良く話し合い、 時々、一緒に食事に行くなど、コミニュケーションを取るようにしています。タイ人は何度も転職するなど一見ドライに見えますが、給与だけではない居心地の良い環境を求めていますので、上司・部下の関係は保ちつつファミリー的な温かみのある会社を目指しています。また、リーダーとして他のタイ人スタッフをまとめることができる人材を見つけることも、やはり重要だと思います。
タイ人に対するイメージは、赴任当初と変わりましたか?家族をとても大切にしているところなどは関心します。また、タンブンなど寄付は、自分の来世を良くしたいという思いもあるのでしょうが、貧しい人への施しの気持ちは日本人より多いような気がします。
タイで働く上で大事なことは?月並みですが、人との繋がりが重要だと思います。タイでは紹介などからビジネスに繋がるケースが多くありますので、出会いは大切にしたいと思っています。また、いろいろな業界の人と知り合える機会も多くありますので、その異なる業界の話は参考になります。たくさんの日本人が住んでいますが、意外と狭い世界であり、お互い助け合う雰囲気が自然にあるように感じられます。
駐在してよかったことは?仕事の面では、駐在員に与えられる裁量や権限が多いので、色々な経験ができるところです。その分責任は大きく大変なこともありますが、達成感は大きいです。 個人的には、家族と過ごす時間が増えたことです。長い休みには、家族旅行に行くようにしています。海外では、シンガポール、香港、カンボジア、 国内では、クラビ、ホアヒン、チェンマイなどに行きました。近場のアムパワー水上マーケットもローカルな雰囲気で楽しかったです。公私ともにまだまだこちらでやりたいことがたくさんあります。